ネクストステージ・コンサルティング 代表 大山美和が 事務局長を務める
事業承継学会東京支部による初のオンライン開催による東京研究会が開催されました！
テーマは「老舗企業のリスク管理と番頭制度」
基調講演として創業170年を誇る山本海苔店株式会社 専務取締役 山本貴大氏に
「後継者からみた老舗企業のリスク管理」と題して、海苔業界と自社の歴史と幾重にもふりかかる困難の中でのイノベーションの取り組みをお話いただきました。
続き、問題提起として、後藤俊夫先生より「老舗企業のリスク管理とガバナンス」
コロナ感染症の大きな影響の出た本年に鑑みた主な老舗企業のリスク管理と
アンケート調査紹介いただきました。
落合康裕先生からは、「番頭による後継者への規律づけと経営革新支援」
承継という企業の永続性には欠かせないイベントにおける
イノベーションと番頭の役割について最近の研究を基にご発表いただきました。
パネルディスカッション「番頭制度は、老舗企業の事業承継に有効なのか？」では、
前出3名の登壇者に加え、吉村酒造株式会社の吉村正裕会長をお招きし、
インテグリティサポート株式会社の桐明幸弘ファシリテートによる、
山本氏のご講演をも題材に、番頭の役割についてディスカッションが繰り広げられました。
会場からも、番頭協会の加藤氏、三方よし研究会の塚木氏、
リスク管理研究の亀井先生もご発言いただきました。
歴代のリスク管理のベースとなったウィルス、事前災害に加えて事業承継というお話、
後継者のイノベーション行動と押し込め、本家、分家、別家などにも話が及び、
広範囲な視点での意義深いセッションとなりました。
総括として、事業承継学会代表理事、横澤利昌より自身の番頭制度にかかる研究と
本東京研究会開催に際して、各登壇者、ご参加者方へ謝辞を述べられました。
続いて行われたオンライン懇親会では、
山本氏からご参加者からのご質問に直接お話いただいたり、
FBNJの高梨氏や金剛組研究の曽根先生はじめ、
各界からの事業承継にご関心・ご研究されていらっしゃる方々との
事業承継と番頭についてのざっくばらんで闊達な意見交換の場となりました。
ご登壇いただきました山本様、諸先生方、ご参加いただきました皆様、
ありがとうございました！
今後も事業承継学会東京支部では、年に数回の研究会を企画する予定です。
皆さまと一緒に東京研究会を盛り上げていければと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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