~富士見亭(五島美術館)から~
千利休が伝えたとされる茶の湯の世界。
今に伝わる3流派のお茶席を堪能してきました。
凛とした冬の冴えわたる晴れやかな街を望む富士見亭。
温かな陽射しに照らされた冬支度を始める紅葉たちが柔らかい木漏れ陽と相まって美しい景観を創っていました。
野点(のだて)のような自然の中でいただく悠然としたお茶席は、
年の瀬の心を彩った出逢いの「感謝」と新年へ続く「革まった心意気」を感じさせる伝統と新しいものへの架け橋をテーマの世界観に包まれていました。
室町時代から伝わるお茶碗をはじめ、代々伝わる茶杓、茶器、お軸を愛でながら、新茶を頂く至福の時。日々忙殺されている年の瀬をとっても心が落ち着ける素敵な時間を過ごしてきました。
お茶席というと、とっても緊張するイメージですが、
それは、主人のざっくばらんなお人柄から伝わるお話はそれを心地よく覆してくれました。
京家の極寒のすきま風をも楽しみぬく精神力と笑いの温かいお話と素敵な茶器の数々の由来に聴き入っていると、
先祖の人々が愛でてきた風景や光景を時代を越えて共有しているというダイナミズムを感じる不思議な体験をしてきました。
これぞまさしく代々継承してきた和の心・文化の共有の瞬間です。
茶の湯が、そして茶の湯を何代にも亘り継承してきている宗家や各流派のファミリーの皆さまの活動が、ファミリーとしての承継が、日本の和文化を5世紀にもわたり繋ぎ、支えてきているんですね。
お招きいただきました鈴木様、各流派の皆さま、本当にありがとうございました。
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ファミリー家が代々世紀を越えて繋ぐ文化は本当に洗練されて、人と人を繋ぐ心のコミュニケーションの根源となっているんですね。
【ファミリービジネスを繋ぐ承継で持っても大切な○○○○!】
CRC様(企業再建・承継コンサルタント協同組合)主催のセミナーで登壇させていただくことになりました。
2015年12月22日(火)17:30~19:30
『ファミリービジネスの事業承継と経営者とのコミュニケーションメソッド』
http://www.crc.gr.jp/seminar/other/post_235.html
老舗ファミリービジネスの秘訣・エッセンスを交えて、お伝えしていきます。年の瀬ではありますが、みなさまのお越しをお待ちしております。
(ネクストステージ通信)
http://neststage-c.com/